目指せ!マイナス5歳肌!周りと差がつくスキンケアとメイクの話

痛いけどきもちいい!自分でできるかっさマッサージ

お酒を飲みすぎたり、夜更かしをしてしまったり、体調を崩してしまったり。ちょっとしたことで顔は簡単にむくみます。朝、自分の顔を見て「む、むくんでる・・・」と愕然とした経験は誰でもあるのではないでしょうか。一番いいのは、むくまないようきっちりと生活習慣を見直すことなのですが、それがなかなか難しいもの。そこで、普段からできるむくみ対策を考えることが必要になるのです。

ここで、おすすめしたいのが「かっさマッサージ」です。「かっさ」と言う言葉は聴きなれないかもしれません。漢字で書くと、「刮痧」と書きます。普段書くような漢字ではないので、以下の文章では「かっさ」という表記を使います。この「かっさ」とは、2500年ほど前から中国で行われてきた伝統療法のことです。「かっさ」と呼ばれる専用のお皿(プレート)で皮膚をこすり、刺激を加えることで、血液中の毒が出てきて、老廃物の排出につながるという仕組みです。

今で言う、「デトックス」ですね。もちろん、この「かっさ」によるマッサージは、むくみにも有効です。それだけでなく、リンパの流れを良くすることにもつながるので、顔のたるみが解消されたり、まぶたのむくみがとれるという効果もあります。また、血液循環が良くなることから、風邪を引きにくくなったり、便秘や冷え性にも効果があるといわれています。

では、こんな魅力一杯のかっさマッサージ。どうやって行えばいいのでしょうか。まずは、「かっさ」を用意することから始めてください。「かっさ」は化粧品などを扱うバラエティショップやディスカウントストアなどで購入できます。また、ケアの一部としてかっさマッサージを取り入れているブランドもあるので、そのようなブランドのショップを除いてもいいかもしれません。

かっさの材質はローズクオーツなどの天然石、陶器、ステンレスなどがありますが、これは好みに合わせて選べばいいでしょう。「自分はそそっかしいから落として割ってしまわないか不安」という人にはステンレスのものを、「持っていて冷たい感触がしないのがいい」という人には陶器や天然石のものをおすすめします。それでは、具体的にはどうやってマッサージすればいいのでしょうか。手順を説明しましょう。

どのマッサージを行うときでも、マッサージオイルなどをつけてかっさのすべりを良くして行うことを忘れないでください。また、それぞれの作業を3回から5回行いましょう。

1.リンパの流れを良くする
①耳の前をこめかみから下に向かってにこする
②あごの下から耳の下まで上に向かってこする
③鎖骨の上を内側から外側に向かってこする

2.顔を全体的にほぐす
①額から生え際に向かってこする
②小鼻の横からこめかみに向かってこする
③口角の横から耳の前に向かってこする
④あごの中心から耳の前に向かってこする

3.老廃物を流す
①髪の毛の生え際の中央から耳の前に向かってこする
②小鼻の横から耳の前に向かってこする
③口角の横から耳の前に向かってこする
④あごの真ん中から耳の前に向かってこする
⑤耳の下から首を通って鎖骨へ流すようにする

これらのマッサージが終わったら、マッサージオイルなどを洗い流した後、ホットタオルで肌を温めましょう。その後、化粧水などを用いて普段のスキンケアをやってください。週に1回から2回ほど、このかっさマッサージを取り入れることで、顔のむくみがずいぶん解消されますよ。