目指せ!マイナス5歳肌!周りと差がつくスキンケアとメイクの話

身近なもので美肌に!手作りパックをやってみよう

昔の人は、鳥のうぐいすのふんを顔に塗っていたそうです。また、ぬか漬けをこねている人の手がきれいであることから、ぬかを顔に塗っていた人もいたそうです。今でいうパックですね。そういった歴史からも分かるように、食べ物には塗ることで肌をきれいにしてくれる作用があるものがたくさんあります。それを使ってパックを作ってみてはいかがでしょうか?自分で作ったものできれいになる、という体験はなかなか面白いものです。身近な材料で作ることができるパックをいくつかご紹介しましょう。

・ヨーグルトベース
ヨーグルトには乳酸菌がたくさん含まれているので、肌を整えてくれる作用があります。そのまま塗るだけでも肌が整うので、面倒くさがりの方はそのまま塗りましょう。また、ヨーグルトにアボカドを足すと保湿作用がさらに強くなります。アボカドには脂分がたくさん含まれているためです。一方、炎症を抑えたいときには、ニンジンをすりおろして入れるのがおすすめです。日焼け後のケアには、ヨーグルトにはちみつと紅茶を入れたあとのティーバッグの絞り汁をミックスすると、肌が落ち着きます。

・黒砂糖ベース
ミネラルがたっぷりで、食べても体にいい黒砂糖も、パックとして使えます。もちろん、そのままだと塗ることができないので、以下の手順でパックを作りましょう。使う材料は黒砂糖20g、水20ミリリットルです。

1)鍋に材料を入れ、焦げ付かないように注意しながら、弱火で軽くとろみがつくまで煮詰める。
2)火にかけていると大きな泡が立つので、そこで火を止め、そのまま冷ます
3)十分に冷めてから、洗顔後の肌に薄く塗る。
4)5分くらい放置したあと、こすらず軽く洗い流す。
火にかける手間がありますが、黒砂糖のミネラル分をふんだんに肌に取り入れることができます。

・米ベース
昔、「米を毎日研いでいるひとは手がきれい」と言われていませんでしたか?米のとぎ汁には米が持つビタミン類など、豊富な栄養素が含まれています。具体的には、一度お米を研いで、最初のとぎ汁は捨てます。そこでもう一度水を足し、そのとぎ汁を取っておきます。
一晩寝かせた後、とぎ汁に沈殿物ができているはずなので、それを顔に塗りましょう。ビタミンたっぷりのパックを使うことができます。

・バナナベース
栄養価が豊富でダイエット中のおやつにもいいバナナ。これもパックにできます。用意するのはバナナ2分の1本、生クリーム大匙1、オリーブオイル大匙1です。バナナをフォークの背などでよくつぶし、生クリームとオリーブオイルを入れてよく混ぜます。顔に塗って20分ほど放置したあと、洗い流します。

・じゃがいもベース
秋から冬の味覚として欠かせないじゃがいももパックにできます。用意するのはジャガイモ半分と小麦粉大匙3です。じゃがいもはすりおろして、小麦粉に混ぜます。ただ、直接塗ると刺激が強いので、シートマスクの上から塗るのがいいでしょう。じゃがいものでんぷんやビタミンなどが、保湿に役立ってくれます。

今まで食べ物を使ったパックをご紹介しましたが、注意事項があります。それは、「作り置き」をしない、ということ。あくまでも食品なので、傷むのは早いです。一度に使う分だけ作ることを心がけましょう。また、食品だからといってまったく刺激がないわけではありません。使っているときに違和感を感じたらすぐに洗い流しましょう。