目指せ!マイナス5歳肌!周りと差がつくスキンケアとメイクの話

目からも日焼けは起こっている?サングラスの必要性

日焼け対策、してますか?「日焼け止め塗っているわよ」「ファンデーションに日焼け止め機能がついているものを使っているわよ」など、いろいろなご意見があると思います。夏は日傘や帽子を使ったり、紫外線除けのアームカバーを使ったりしている人も多いでしょう。もはや日焼け対策は、女性の身だしなみとしてはマストのものとなっているのです。太陽にまったく当たらないのも体には悪いですが、余計な紫外線を浴びすぎるのはもっとよくないのですから。

ところで、こんな話を聞いたことがありませんか?「目からも紫外線は浴びていて、しかもそれがシミの原因となる」と。書いているだけでも恐ろしくなってくるような話です。それでは、どうして目が紫外線を浴びるとよくないのか、それに対してできることは何か、という観点からお話を進めていきたいと思います。まず、「目が紫外線を浴びるといけない理由」についてお話しましょう。

2000年代に、大阪にある大学の医学部の研究チームは、以下のような実験を行いました。どういうことをしたかというと、マウスを2つのグループに分けました。そして、1つのグループのマウスには皮膚の一部に紫外線を当てました。一方、もう1つのグループのマウスには目だけに紫外線を当てました。その結果、どんなことが起こったでしょうか。

皮膚に当てたグループのマウスも、目に当てたグループのマウスも、シミやそばかすの元となるメラニン色素の発生数に大きな差は認められなかったということです。
あくまでマウスの話なので、人間でも完全に同じことが起こるのか、といわれれば疑問符は残ります。しかし、同じ生物である以上、人間にも起こりうることだということはお分かりいただけるでしょうか。

それでは、なぜこんなことが起こったのでしょう。この実験を行った大学の教授は、「紫外線の炎症作用」をその原因として推測しています。つまり、紫外線を浴びると、目の角膜(黒目)にわずかながら炎症が起こるといわれています。その炎症が刺激となり、さまざまなホルモンのコントロールを行っている脳の部分・脳下垂体に刺激が伝わります。
脳はその伝えられた情報をもとに、「メラニンを作って紫外線の防御をするように」と全身に命令をします。

それがシミやそばかすとなって現れる、ということです。シミやそばかすだけだったらまだいいです。目に炎症を起こすということは、角膜が弱ってしまうということです。これが将来、角膜炎や白内障などの目の疾患として現れることもあります。防御をするに越したことがないことはお分かりいただけたでしょうか。それでは、どんな対策をすればいいのか?ということになりますよね。

そこで、対策です。一番簡単にできるのは、せめて夏の間はサングラスをかけることです。サングラスを選ぶときは、おしゃれかどうか見極めるのも大事ですが、それ以上に見極めてほしいのが、紫外線をどれだけカットするかという指数。ラベルに書いてあることが多いので、注意して選びましょう。

また、サングラスでなくても、視力の悪い人は眼鏡にUVカット効果を入れたレンズを使ったり、UVカット効果のある使い捨てコンタクトを使ったり、という手段もあります。どうしても紫外線を浴びたくなければ、日中はひきこもる、という方法もありますが、なかなかそうはいかないもの。サングラスなどを使って、うまく対処しましょう。