目指せ!マイナス5歳肌!周りと差がつくスキンケアとメイクの話

すっぴんでも日焼け止めはつけたほうがいい理由

「私、化粧が苦手なんでいつもすっぴんで出かけています」という人は女性の中にいるはずです。単に面倒くさがりなのか、もしくは、肌が弱いという理由で化粧ができないのか、その理由はさまざまです。でも、朝晩のお手入れはしますよね。それだけで外に出てしまっていいのでしょうか?答えは「ノー」です。その理由を一言で言うと、「紫外線に肌を直接さらしてしまうことになるから」ということになります。

では、「なぜ、紫外線に肌をさらすとよくないのか」ということを説明する必要がありますね。紫外線が肌に当たると、活性酸素が発生します。この活性酸素が肌の細胞を傷つけ、シミやしわなどの原因となるのです。シミやしわぐらいだったらまだいいかもしれません。運が悪いと、皮膚がんなど重大な疾患の原因となることもあります。

短期的には影響が現れなくても、毎日紫外線に肌をさらしていては、必ずと言っていいほど、将来に悪影響を及ぼします。また、短期的な影響としては、「日焼け」があります。子供のとき、海に行った後、日焼けで皮がめくれた、という経験をしたことはありませんか?ああいうことが起こることを考えると、「紫外線に当たる=日焼け」が良くないことであるということはなんとなくお分かりいただけたのではないでしょうか。

お化粧をしていれば、ファンデーションや化粧下地などで、紫外線が肌に直接当たるのを避けることはできます。しかし、化粧をしていないから肌に何も塗っていない、という状態、つまりすっぴんでは紫外線の影響をもろに受けてしまうのです。それが将来のシミやしわにつながる、と考えると・・・怖いですよね。これを避けるためには、「すっぴんでも日焼け止めだけは塗る」ことをしっかりと覚えておきましょう。

では、すっぴんでも必要なアイテム・日焼け止めはどうやって選べばいいのか、基準を大教えしましょう。今、日焼け止めが手元にあるなら、お手にとってみてください。「SPF」と「PA」という記号が書いてあると思います。これらの数字が何を意味するかご説明しましょう。SPFとは、「Sun Protection Factor(サン・プロテクション・ファクター)」の略です。

これは、紫外線のうちB波(UVB)をカットする能力を表します。紫外線のB波は、シミやしわの原因となるものです。SPFが1あれば、20分程度、何もつけていない素肌に比べて紫外線をカットできるといわれています。つまり、SPF50の場合、50×20分=1000分=16時間40分紫外線をカットできるということになります。とはいえ、後にも述べますが、実際、日焼け止めは塗りなおさなければならないので、過信しないようにしましょう。
PAは、「Protection Grade of UVA(プロテクション グレイド オブ UVA)」の略です。
これは、紫外線のうち、皮膚を黒くする紫外線のA波をカットする効果を表しています。
こちらのパワーの表し方は、数字ではなく、記号を使います。強いほうから「++++」「+++」「++」「+」と表記されます。

こうやって書いてみると、「それだったら、日焼け止めは強ければ強いほどいいんだ」と思ってしまうかもしれません。しかし、パワーの強い日焼け止めは、紫外線吸収剤など、肌に負担になる成分が多めに入っていることが多いです。普段の生活で使うなら、SPFなら20台、PAなら「++」か「+++」で十分でしょう。また、日焼け止めは汗で落ちてしまいがちです。こまめな塗りなおしを忘れないようにしましょう。